フィリピン経済動向

人口構成・GDP成長・FDI・外貨収益・地域別投資データ —
フィリピン市場参入を検討する企業のための総合データレポート。

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人口・年齢構成

アジア有数の若い人口構成が、フィリピン経済の成長エンジンです。

若い人口構成が生む、大きな経済ポテンシャル。

フィリピンの総人口は約1億1,273万人(2024年センサス確定値)。中央値年齢は約27歳と、 日本(約49歳)と比較して極めて若い国です。生産年齢人口(15〜64歳)が 全体の約67%を占め、旺盛な消費意欲と豊富な労働力が企業進出の大きな魅力です。 下のピラミッドは男女別の人口構成を示しており、幅広い裾野=将来の労働力・消費者層の厚みが一目で分かります。

総人口約1億1,273万人(2024年センサス確定値・PSA)
中央値年齢約27歳(日本:約49歳)
生産年齢人口(15-64歳)約67%
都市化率約48%(急速に上昇中)
識字率98%以上
公用語Filipino・英語(ビジネス共通語)

人口ピラミッド(男女別・2025年)

UN WPP 2024

出典:国連 World Population Prospects 2024(2025年推計)/総人口はPSA 2024年センサス

GDP・経済成長

COVID-19からの急速な回復と、ASEANトップ水準の成長軌跡。

COVID-19から急回復。ASEAN有数の成長国。

フィリピンは2020年のCOVID-19の影響で▲9.5%という歴史的な落ち込みを経験しましたが、 翌2021年以降は急速に回復。2022年には7.6%成長を達成し、ASEANでも上位の成長国として 再浮上しました。豊富な英語人材・BPO産業・OFW送金がその底力を支えています。

GDP名目規模(2024年)約4,350億USD
1人当たりGDP(2024年)約3,700USD
2010-2019年 平均成長率約6.4%
2023年成長率5.6%(ASEAN上位)
2025年成長予測(IMF)約6%
主要ドライバーBPO / OFW送金 / 観光 / FDI

実質GDP成長率 推移

PSA / World Bank 参考

出典:PSA / World Bank(参考値) 赤=マイナス成長、金=7%超

市場環境・注目産業

モバイル普及と、安定したマクロ環境・コスト水準。そして高成長を続ける消費市場。

MOBILE ACCESS
97.8%
スマホ経由のネット接続
INFLATION (2025)
1.7%
近年で最低・目標圏内
POLICY RATE
4.25%
BSP政策金利(緩和局面)
MIN. WAGE / NCR
₱695/日
メトロマニラ・2025年7月〜
注目産業 — 外食産業(フードサービス)

所得向上・都市化・若い人口を背景に、外食市場は高成長が続いています。ファストフード(QSR)が市場を牽引し、デリバリーやクラウドキッチンが急伸。外資・フランチャイズの進出余地が大きい分野です。

約184億USD市場規模(2025年)
約363億USD2030年予測
約14.5%年平均成長率(CAGR・2025-30)
約57%QSR(ファストフード)比率

出典:Mordor Intelligence(参考値)

日本との比較でみる、市場ポテンシャル

デジタル普及率は日本とほぼ同水準。一方で人口は圧倒的に若く、経済成長率は数倍——「日本並みのデジタル基盤 × 新興国の成長力」が共存する市場です。

−22.6歳
中央値年齢が若い
日本 49.8歳 → フィリピン 27.2歳
約6倍
実質GDP成長率
日本 約1% / フィリピン 約6%(2025予)
約+8pt
生産年齢人口比率
日本 約59% / フィリピン 約67%

デジタル普及率(日本 vs フィリピン)

DataReportal 2025

出典:DataReportal Digital 2025(普及率はほぼ同水準)

成長率の比較(日本 vs フィリピン)

参考

出典:IMF / PSA / 国連(参考値)

指標日本フィリピン
総人口約1.23億人約1.17億人
中央値年齢49.8歳27.2歳
人口トレンド減少・高齢化増加・若年層が厚い
インターネット普及率88.2%83.8%
SNS利用率78.6%78.0%
実質GDP成長率(2025予)約1%約6%
Eコマース市場 成長率+5.1%(2024 BtoC)+15%前後
ビジネス英語限定的公用語・共通語

比較表の出典:DataReportal Digital 2025/国連 World Population Prospects 2024/経済産業省 2024年BtoC-EC市場調査/IMF・PSA(参考値)

主要外貨収益源

OFW送金・BPO・観光・FDIを4本柱とする外貨収益の実績と目標。

主要外貨収益源 実績(2024)vs 目標(2025)

BSP / NEDA 参考

出典:BSP / NEDA(参考値、単位:億USD)

外資系企業の進出動向

日系企業を中心に、フィリピンへの外資企業進出は着実に増加しています。

日系企業 フィリピン進出数推移

JETRO 参考

出典:JETRO 海外進出日系企業実態調査(参考値)

PEZA 登録外資系企業数推移

PEZA 参考

出典:PEZA Annual Report(参考値)

外国直接投資(FDI)

対フィリピンFDIの推移と、国別・業種別の投資構成をご紹介します。

外国直接投資(FDI)推移

BSP 参考

出典:BSP / UNCTAD(参考値、単位:億USD)

国別 対フィリピン投資シェア(2024年)

BSP 参考

出典:BSP(参考値)

業種別 承認外国投資額(2024年)

PSA 参考

出典:PSA 承認外国投資(2024年・参考値、単位:十億ペソ)。電力・再エネが牽引し製造業が続く。「その他」は情報通信・金融・サービス等。

業種別の特徴

  • 電力・再エネ:外資出資規制の緩和で大型案件が増加
  • 製造業:電子部品・自動車関連を中心に集積
  • IT-BPM/サービス:英語人材を背景に世界有数の規模
  • 不動産・物流:都市化・EC拡大で需要拡大

地域別・国籍別 外国企業進出状況

フィリピン主要地域への外国企業進出数(国籍別内訳)。各地域カードで国籍ごとの割合を確認できます。

主要投資地域マップ

参考
NCR III IV-A VI VII XI N ↑
NCR 1,400社
IV-A 800社
III 500社
VII 380社
VI 220社
XI 200社

地域別 外国企業数(国籍別内訳)

参考値
日本 オランダ アメリカ シンガポール 韓国 その他
NCR首都圏(メトロマニラ)
1,400社
日本 380 蘭 200 米 260 SGP 180 韓 90 他 290
IV-ACALABARZON
800社
日本 240 蘭 80 米 100 SGP 85 韓 120 他 175
III中部ルソン
500社
日本 150 蘭 60 米 80 SGP 55 韓 60 他 95
VII中部ビサヤ(セブ)
380社
日本 80 蘭 40 米 85 SGP 45 韓 30 他 100
VI西部ビサヤ
220社
日本 55 蘭 20 米 45 SGP 25 韓 15 他 60
XIダバオ地域
200社
日本 40 蘭 15 米 35 SGP 25 韓 20 他 65

出典:PSA / PEZA / BOI(参考値)

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